犬のトリミングとグルーミングの違い、わかりますか?
「トリミング・しつけ相談のできるペットサロン」BaroN de Yuya(バロン・ド・ユウヤ)です。
犬を飼っていると、「トリミング」や「グルーミング」という言葉をよく聞きますよね。どちらも犬のお手入れを指しますが、2つの違いは何なのかご存じでしょうか? この記事では、犬のトリミングとグルーミングの違いや、目的、費用などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
【トリミングの内容】
トリミングは、犬の毛を「トリム(カット)」する行為のことを指します。長く伸びた被毛をカットして、犬種本来の美しさを引き出すためのお手入れです。
トリミングが必要なのはトイプードルやビションフリーゼ、シーズーといった長毛犬で、ミニチュアダックスフンド(スムースコース)やミニチュアピンシャー、フレンチブルドッグのような短毛犬種には必要ありません。
【グルーミングの内容】
グルーミングは、「(馬の)毛づくろい」という意味が込められた言葉です。犬の場合は、全身のお手入れを指します。基本的なグルーミングは、以下のような内容です。
- ブラッシング、コーミング
専用のブラシやコームを使い、全身の被毛をお手入れします。短毛にはラバーブラシや毛の硬い獣毛ブラシ、長毛には歯の細かいスリッカーブラシが向いています。
毛が生え変わる換毛期には大量の抜け毛が発生するため、こまめなブラッシングが必要になります。
- シャンプー
犬の臭いや被毛の汚れが気になるタイミングで、全身を犬専用のシャンプーで洗い上げます。被毛の色や皮膚の状態に合わせてさまざまな薬剤が販売されていますので、愛犬の特徴に合うものを選びましょう。
- 肛門腺絞り
犬の肛門の左右には、悪臭を放つ分泌液が溜まる肛門腺(嚢)があります。通常は排泄物と一緒に分泌液も排出されますが、体のサイズが小さい犬は、自力での排出が難しい場合も多いです。お手入れのときには、人間の指で左右の肛門腺を押し出すように絞ります。
- 足裏のバリカン
足裏の毛が伸びると、お散歩のときに汚れやすくなったり、フローリングの床で滑りやすくなったりしてしまいます。専用のバリカンで短くカットすることで、清潔さと犬の安全を守るお手入れです。
- 爪切り
室内飼いの犬は、爪が自然に削れる機会が少ないため、どんどんと伸び続けてしまいます。引っ掛かりや伸びすぎによるけがの恐れがあるため、いつも適度な長さに揃えてあげる必要があります。
- 耳掃除
特にたれ耳や耳の飾り毛が多い犬種は、耳の汚れが溜まりやすいです。放っておくと悪臭や病気の原因になるため、濡らした布や専用のクリーナーを使って綺麗に掃除しましょう。
- 歯磨き
犬は人間よりも歯垢が溜まりやすく、歯石化するスピードも速いとされています。食後に毎日の歯磨きを習慣化することで、愛犬の歯の健康を守りましょう。
歯磨きが苦手な犬のために、布を指に巻き付けてふき取るタイプや、犬が噛んで遊べるガムタイプのものも販売されています。
この他に、フレンチブルドッグやパグのように顔のシワがある犬種は、シワの間を拭くようなお手入れをする場合があります。「犬をきれいに、健康に」保つのがグルーミングの役割なのです。
【適切な頻度】
お手入れの内容や被毛の長さ、犬種の特徴により変わります。
♦毎日~週に2・3回♦
・ブラッシング、コーミング
※毛が絡まりやすい長毛種は、なるべく毎日ブラッシングしましょう。
♦週に1回♦
・耳掃除
♦2週間~月に1回♦
・シャンプー
・肛門腺絞り
・足裏バリカン
・爪切り
BaroN de Yuyaなら、トリミング・グルーミングどちらも丁寧に施すことができます。
ぜひスタッフにご相談ください!